人は骨付き肉を見るとどうして心躍るのでしょうか。
どうして「骨付き」という名前だけで美味そうに思えるのでしょうか。
どうして骨付き肉は子供を夢中にさせるのに骨付きの魚は嫌われるのでしょうか(笑)
幼い頃、「ONE PIECE」の漫画に夢中になっていた時、ルフィが食べる骨付き肉はとてもうまそうでした。
骨を持ちワイルドに肉を食らう。誰もは一度は憧れたはずです。
骨付き肉にロマンすら感じます。
今回はそんな骨付き肉を使ったレシピをご紹介します。
「仔牛の骨付き肉のロースト」です!
材料
- 仔牛の骨付き肉・・・450g
- ニンジン・・・1本
- じゃがいも・・・1個
- ローズマリー・・・2本
- ニンニク・・・2かけ
- バター・・・20g
- 塩・・・適量
材料自体は比較的シンプルです。
骨付き肉に関してはほとんどスーパーに売っていないのでネットで買いました。
価格:5,000円 |
こちらが今回購入したショップになります。
ラム肉か迷っていたのですが、ラム肉はものによってはクセが強いものもあります
なので今回はクセが無く食べ慣れた牛肉を選択しました。
しかも仔牛なので柔らかくてとても美味しいです。
作り方
まずはお肉の両面にしっかり塩を振って味をなじませておきます。
そしてフライパンにバター20gとローズマリーとニンニクを入れて香りを出します。
この時の火加減は弱火です。
最初から火を強くしすぎるとすぐに焦げてしまい香りが十分に出ません。
香りが出てきたらお肉を入れます。
火加減は中弱火あたりでじっくり加熱していきましょう。
まずは片面だけ焼く感じで大丈夫です。
というか骨が邪魔をして片面しか焼けません!(笑)
ではどのように火入れをしていくのか・・・
この写真のようにフライパンを傾けて集めた油をスプーンですくって表面にかけて加熱します。
これをアロゼというそうです。かっこいいから覚えておきましょう(笑)
このアロゼにより、表面の乾燥を防ぎローズマリーとニンニクの香りがお肉にしっかり移ります。
こんな風にこんがりと焼けたら、このようにトングで持ちながら側面を焼いていきます。
こんがり焼けているように見えますが中はまだ生焼けで骨の方は全然焼けていません。
後ほどオーブンを使って火入れするので、フライパンでの火入れは表面をこんがり焼くだけで大丈夫です。
こんがり焼いたらフライパンから出して休ませておきましょう。
フライパンは洗わずそのままで輪切りにしたニンジンとじゃがいもを入れます。
「あれ、じゃがいもまだ固かった・・・」なんてことがよくありますから(笑)
こちらは塩を振ってしっかり焼き色が付くまで炒めましょう!
火加減は先程と同じ中弱火で大丈夫です。
油が足りないと思ったらオリーブオイルを足してみてください。
天板にクッキングシートを敷いて先程の人参とじゃがいもを乗せてから骨付き肉を乗せます。
この時は骨側が上になるようにしてください。
200℃で余熱したオーブンで15分加熱していきます。
加熱完了したら骨の間に包丁を入れて切り離していきます。
骨に沿って刃を入れるときは角度は難しかったり、少し硬い軟骨に当たったりするので、くれぐれも怪我にご注意ください。
お皿に盛り付けたら完成です!
どうでしょうか、とてもワイルドな骨付き肉だと思いませんか!
お好みでパセリを散らしておしゃれに見せたり、岩塩を削ってもっとワイルドに見せるのもありですね。
感想
骨付き肉がスーパーなどに出っ回っていないので中々調理する機会が無いと思います。
そのため、プロが扱う難しい食材のイメージを持っている方も多いと思います。
実際やってみると家で十分できますし、この記事を読んだ方は分かると思いますが
難しいポイントは一切ございません!
しかも骨付き肉のいいところは、見た目の豪快さだけではなく
骨から旨味が染み出るところです!
豚骨だったり魚介もそうですが、骨から良い出汁が出ると聞いたことがあるはずです
今回のローストも例外ではありません。
故に骨付き肉は特別なのです!
皆さんもやってみてくださいね!最後までありがとうございました!
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